【FZ6】身延 ちょっと古いものあれこれ巡りツーリング

2024年6月24日

さぁ〜今年も始まりました、ゴールデンウィーク!!
各地とも今年一番の盛り上がりを見せているようですね!!

…いや、古くても何でも、このビッグウェーブには無理にでも乗っておかないと、コイツララすぐ走っていっちゃうので…
毎月あればいいのにね、ゴールデンウィーク。


さて。
先日アレコレと、必要もないカスタムに手を入れた愛車のFZ6。
いい加減まともにツーリング部を再開したいところでございます。

であれば!
まずは我がホームグラウンドの身延からやり直す!!
のが吉かなと。

とりあえずいつもどおり、本栖湖越しの富士山の姿は外せませんな。

本栖湖越しの富士山。いい天気でよく見えました。本栖湖越しの富士山。いい天気でよく見えました。


旧古関郵便局

ねっ!
いや、何がねっなのか分かりませんが、身延の中でもしょっちゅう通っている古関割子線。
その路線沿いに普通に立っている古めの建物が、まさか先代の古関郵便局局舎だったとは全く知りませんでして。
今回改めてまじまじと見てまいりましたよ。

旧古関郵便局。木造廃屋独特のすえた匂い。旧古関郵便局。木造廃屋独特のすえた匂い。

たしかに近くによってよく眺めてみると、元店舗や通常の家屋とは明らかに作りが違いました。
んー、まるで気づかなかった。
木製の窓枠が素敵すぎ。

外壁を見上げると非常ベル?が残っていました。外壁を見上げると非常ベル?が残っていました。

お金も扱いますからね。
何かあったらジャンジャン鳴ったんでしょうか。

時間外窓口?呼び鈴跡もありました。時間外窓口?呼び鈴跡もありました。

よく見ると、ここが一番郵便局らしい姿かもですね。
私がおぢさんだからか、確かに郵便局だなと納得のお姿です。

建物の裏側は、崩れかけた日本家屋様。建物の裏側は、崩れかけた日本家屋様。

もともとは古い日本家屋だったものを改築して使用したんでしょうか。
私ぐらいの世代だと、子供の頃にこういった建物は当たり前にあった気がします。
周りには木造廃屋独特の、なんとも言えない匂いが立ち込めていました。


諏訪神社

旧古関郵便局庁舎跡から比較的近く、折門古関線に入って少し走ったところに佇むいい感じの神社。
実はコレまた神社があるとは今まで気づきませんで、いつも通り過ぎておりましたな。
まぁでも、いい道なので走るのが楽しくてそればっかり考えてたんだと思います。
多分。

さ。バイクを止めて参拝してますよ。

止めたバイクの側に発砲禁止の看板。止めたバイクの側に発砲禁止の看板。

ツーリングに出かけると、ちょくちょく見かけますね。
べべべつにビビビる程の事じゃありまりませんよ… (((( ;゚Д゚)))

道路から伸びる細道を登ると鳥居と社殿がありました。道路から伸びる細道を登ると鳥居と社殿がありました。

後からよく見ると、道路からも鳥居が見えていました。
ほんとになんで今まで気づかなかったんだろう。

きちんと手入れされていて、とてもいい感じの社殿。きちんと手入れされていて、とてもいい感じの社殿。

歴史を感じ佇まいですが、張られた注連縄も比較的新しく、大切にされている感じでした。
周辺には祠や石仏・石碑なども複数ありましたが、ワンカップ等が供えられていました。
ワンカップよく見かけますよね。

境内には庚申塔らしきものもありました。境内には庚申塔らしきものもありました。

社殿の裏山には祠などがありました。社殿の裏山には祠などがありました。

社殿の裏山にあった石仏群。社殿の裏山にあった石仏群。

バイク用ブーツでは近づきにくところにあった石柱。バイク用ブーツでは近づきにくところにあった石柱。

まぁこの裏山をバイク用ブーツでズンズン進んだことによって、既に疲労困憊、若干の吐き気を感じていたことは、別に需要もありませんがここに記しておこうと思います。


諏訪神社

古関割子線を戻って峯山方面への道に入り、少し走るとまた諏訪神社がありました。
この辺り比較的諏訪神社が多いんですが、コレまた今まで気づかず、というか気に留めることもなく…
大体いつも、通りの反対側にあるいい感じの集落に目を奪われておりましたな。
というわけでバイクを止めて早速参拝しますよ。

諏訪神社入口。急階段と馬頭観音等の石仏群。諏訪神社入口。急階段と馬頭観音等の石仏群。

入口の左側にも石塔・石柱が複数。入口の左側にも石塔・石柱が複数。

いや、なんで今までこの光景に興味を抱かなかったのだろうと、自分の感覚が怪しく感じられてきましたね。
こんな立派な佇まい気づかないはず無いんですが、なんだろう…よくある「そのうちに行こう」と思っているうちに忘れちゃったのかな?
ボケたのかな?

きれいな社殿。よく手入れされている感じでした。きれいな社殿。よく手入れされている感じでした。

社殿や境内は明らかに丁寧に手入れされていて、今でも色々と祭事が行われているようでした。
しかし、何でしょう。
神社の境内って、なぜどこも気持ちのいい風がそよいでいるんでしょうね。
昔の人が研究し尽くして場所を決めたのかな。

石灯籠の後ろの切り株から、新しい木が伸びている、ちょっと面白い光景。石灯籠の後ろの切り株から、新しい木が伸びている、ちょっと面白い光景。


山間の集落

さて次は。
毎度おなじみといいますか、個人的に身延で最も好きな所。
いつもの山間の集落に参りますよ。

急な舗装林道を一気に駆け上がっていきます。急な舗装林道を一気に駆け上がっていきます。

今回はGW中の訪問ということで、いつもは空いているスペースに車が2・3台止まっていました。
親戚の方たちが来られてたのかな?

景色を堪能しながら休憩していると、こちらの集落に住まわれているお父さんとお会いしたのでご挨拶。
すごく優しそうなお父さんでした。

富士山の山頂がちらっと見えるこの風景が大好きです。贅沢の極み。富士山の山頂がちらっと見えるこの風景が大好きです。贅沢の極み。

ここは、風音と鳥・虫の鳴き声の他は、時折集落から聞こえてくる生活音しかない、とても静かな場所です。

邪魔にならないようなら、今度キャンプ用チェアーとか持っていってみようかなぁ。
本気でくつろぎに行く。

ちなみに止めたバイクが右に倒れたりしたら奈落の底行き。ちなみに止めたバイクが右に倒れたりしたら奈落の底行き。


山間の集落と諏訪社山神社

さてさて。
一番のお気に入りスポットを満喫した後は、帰宅する方向で最寄りの道の駅を探す。
でも良かったのですが、ついつい欲を出してしまい、以前から気にはなっていたものの訪れられていない、別の山間の集落に向かうことにしました。

しかしお気に入りスポットって言い回しの昭和臭よ。
まぁ距離的には15キロあまりとそんなに離れてはいないので、脳内会議の結果さくっと行ってみようということになったわけです。

しかしこの脳内議会が全然ポンコツ。
集落に至る道をいざ走ってみると、まー勾配はスゴイわ、落石はレベル(サイズ)が違うわ、急勾配中の180度ターンは連発するわ。
あと、とにかく道が暗い!
ずーっと暗い!!
怖い!

とかなんとか言っているうちに、どうにか行き止まりまでたどり着きました。

山道の終点。山間の集落入口です。山道の終点。山間の集落入口です。

んー、ぶっちゃけこういうバイクで来るのはなかなかしんどい感じの道でしたな。
上手い人なら平気かもですが、何回かコケるかと思いました。

それにしても静か、というか寂しさばかり感じてしまう空間ですな。
とりあえずは集落の入口にある半鐘を見に行きましたよ。

集落の入口付近にある半鐘。集落の入口付近にある半鐘。

発症の鉄塔に掲げられた消防信号パターン表。発症の鉄塔に掲げられた消防信号パターン表。

身延では火の見櫓や半鐘は珍しくないんですが、信号のパターンが分かりやすく書いてあるパネルがキレイに残っていたので、これが見たかったんですね。
この信号を覚えていないと半鐘が鳴らされても、いざという時???な感じになって動きが取れないんでしょうか?
でも防災放送ってだいたい聞き取りづらいし、シンプルな半鐘の方が伝わりやすい気もしますね。

さて、それでは集落の最奥部、もしくは通り過ぎた先にある「らしい」神社を目指して、集落の中を進んでいきますよ。

集落の入口から伸びた小道を登っていきます。集落の入口から伸びた小道を登っていきます。

とにかく寂しい雰囲気です。
時間的にお仕事に出かけられているのかもしれませんが、人の気配がほとんどない感じられないです。

建物はいくつかありましたが、廃屋や倒壊したものもありました。建物はいくつかありましたが、廃屋や倒壊したものもありました。

途中、小さな畑でただ一人作業されているお年を召されたお母さんに会えましたので、こんにちはとご挨拶。
そのまま道を更に進んでいきました。

どんどん道を登っていきました。寂しくも懐かしい雰囲気。どんどん道を登っていきました。寂しくも懐かしい雰囲気。

もちろん来るのは初めてのところですが、寂しいだけでなく何故か懐かしい気もしました。
もしかしたら、小さい頃に祖父が趣味でやっていた畑に遊びに行ったのを思い出していたのかもしれません。
ちょっと光景が似てるかも。

集落を通り抜けて道を上り詰めると、少し先に石碑や石仏がありました。
萬霊等の文字が見えますので、集落はかなり古い時代からあったようです。

集落を抜けると石碑が3つありました。集落を抜けると石碑が3つありました。

カップル石仏?丁寧に祀られているようでした。カップル石仏?丁寧に祀られているようでした。

さてさてさて。
いよいよ最後の訪問場所、諏訪社山神社です。
ですが。

歩き回ってようやく見つけた参道入口が、

諏訪社山神社の参道入口(左)。諏訪社山神社の参道入口(左)。

コレ行くの?
足元、バイク用のライディングブーツなので、ちょっと止めといた方が良いかもしれませんね。

まぁ行きますけど。

諏訪社山神社の参道らしき道(?)。諏訪社山神社の参道らしき道(?)。

参道は倒木でエライことに。参道は倒木でエライことに。

うーわ、嫌な予感しかしない。
どうにも最近手入れされた痕跡がない。

倒木によって倒壊した鳥居。倒木によって倒壊した鳥居。

鳥居が倒木によって倒壊したままになっていました。
鳥居自体はそれほど古く見えないので、もしかしたら倒壊したのはそんなに前じゃないのかもしれませんが。
うーむ…

廃神社の様相の社殿。廃神社の様相の社殿。

社殿を上の道から。社殿を上の道から。

なんちゅーか…傾いてますな!
というかスカスカ感がすごい。

社殿の中はもぬけの殻。ちょっと怖い。社殿の中はもぬけの殻。ちょっと怖い。

これはもしかして、危ないからということで神社自体が移動されたのかもしれませんね。
あるいは動物などが何もかも持って行っちゃったとか…
とりあえず神様がいらっしゃるような雰囲気ではありません。

日が陰ってきたこともあって、最後の最後にいよいよ寂しい気分になってしまいました。

…撤収!!
とりあえず急いで道の駅まで行ってお土産を買い、気分を上げましょう!
なんか急に人がたくさんいる場所が恋しくなってしまいました。


今日の廃屋

諏訪社山神社の近くにあった廃屋。年代物っぽい。諏訪社山神社の近くにあった廃屋。年代物っぽい。

倒壊することなくしっかり建っていることにちょっとびっくり。倒壊することなくしっかり建っていることにちょっとびっくり。


ちなみに帰り道、Google先生が「高速道は甘え」とか言って下道しか許してもらえなかったので、全肯定全て下道のみでのツーリングとなりました。
まぁ私の場合、ツーリング中にバイクに乗っている時間が少なすぎる感じなので、走行距離に関しては大したこと無いのですよ。

毎度のことですな。